From仲山
事務所より
Webから問い合わせを取るテクの一つに「ザイガニック効果」という技がある。
この技を使うと、Webのページの内容にグイグイ引き込まれ、
やがて問い合わせをしてしまう。という、
Webサイトを持っている人は必ずマスターしたいテクニックだ。
先程僕は、すこし小腹がすいたので、 コンビニ行っておやつにカップラーメンを買ってきた。
何気なくフタを取ると・・・
フタの裏面に4コマ漫画が描いてある。
しかも、この漫画は続きがあり、続きはWebサイトで見れるようになっている。
「続きはWebで」というのはよくある仕掛けだが、
カップラーメンのフタの裏面に描いてある珍しさもあって、
続きが気になりついつい、Webサイトにアクセスしてしまった。
(折角アクセスしたのにLPがイマイチで、「モッタイ無い!!」と思ってしまった)
この「続きが気になる」という人間心理を「ザイガニック効果」という。
このザイガニック効果は、TVCMに入る前に「続きはCMの後で」と言われてチャンネルを変えられずに
「CMが終わるのをわくわくしながら待つ」気持ちだ。(見たくもないCMを見てしまう。)
また、週刊少年ジャンプ等の週刊誌が必ず良い所で終わってしまい、
「来週が待ち遠しくなる」というのも、「ザイガニック効果」だ。
ボクシングTV中継の試合なんか、ザイガニック効果のオンパレードだ。
「いよいよゴング」と言っておきながら、控室が映ったりして、
なかなか試合が始まらない。(でも、結局最後まで見てしまう)
これで、ザイガニック効果が「続きが気になる人間心理」という事がわかったと思う。
で、本題。このザイガニック効果は、実はWebサイトでも メチャ使えるので、
是非意識して使って欲しい。
まずは、アクセス解析を見て欲しい。 滞在時間が10秒も無い場合がよくある。
滞在時間が少ない=Webページが読まれていない。という事だ。
仮にユニークユーザーが100人いた場合は、100人来たのに、
10秒も読まずに 他のサイトへ行ってしまった事になる。
お見合いパーティーで例えると、素敵な男性が コチラへ向かって歩いてきた
と思ったら チラ見して、他の女性へ行ってしまった。
という事になる。(何故か女性目線)
10秒も読まれていないので、 当然、問い合わせフォームまで
読者が行っていないことは 想像がつく。
この滞在時間を上げる工夫、つまり、 Webページを読ませる事が必要だ。
滞在時間が10秒も無い場合はほぼ、 一番目立つ個所
(ページの一番上のデザイン)に問題がある。
ここのデザインで、Webサイトに来たユーザーの行動が90%以上来まる。
「読む人」・・・ページをスクロールして、読み進めるか?それとも
「離脱する人」・・・「戻る」ボタンを押して、御社のページから離脱してしまうか?
に分かれる。
問い合わせフォームに行ってもらう為には、読み進めて貰わないといけない。
そこで、使えるのがザイガニック効果だ。
ページの一番目立つ個所(ページの一番上のデザイン)に「続きが気になる」事を書く。
要はキャッチコピーの事だ。
例 1.「〇〇で〇〇する方法」
解説:「派遣社員から社員になる方法」とか書いてあると、
「もっと読んでみたい」とページを下にスクロールするハズだ。
2.「なぜ、〇〇なのか?」
解説:例えば英会話教室のページの場合、「なぜ個別指導は成長しないのか?」
というキャッチコピーがあった場合、ちょっと続きが気にならないだろうか?
3.「失敗しない〇〇」
解説:失敗はみんなしたくない。
そこで「失敗しない株式投資」というようなコピーがあると、
読み進める人が多い事が予想できる。
あくまで一例だが、ザイガニック効果を使った良い例だ。
このように、続きが気になる→読む 続きが気になる→読む
の繰り返しでお問い合わせまで誘い込むのだ。
人の名前が由来らしい。
飲食店のウエイターが、
「まだ食事を届けていないテーブルには、何を届けるべきか?」
という事は完璧に覚えているのに、
届け終わると、 その瞬間に「何を届けたのか?」を忘れてしまう。
と言う実験をやった学者さんの名前から来たそうだ。
WEBから問い合わせが来ないという方は、レッツ、ザイガニック!(さあ、ザイガニックだ)
P.S.メルマガの開封率が悪いという方にも使えます。 メルマガの開封率が悪いのは、
タイトルを見たユーザーが 「続きが気にならない」ので、クリックしていない状態だ。
そこで、上記の 1.「〇〇で〇〇する方法」 2.「なぜ、〇〇なのか?」 3.「失敗しない〇〇」
を参考にメールタイトルをつけてみては如何だろうか?